こちらは、2026年1月にリックテレコム社「BUSINESS NETWORK」に掲載された内容です。
スパコン性能で世界49位の「さくらONE」800GPUクラスタをSONiCで構築した理由
クラウド型HPCサービス「さくらONE」の基盤として、800 基のGPUによる国内最大規模のAI学習用クラスタを構築したさくらインターネット。
スパコン性能ランクで49 位と、世界が認めたその新クラスタの構築期間はわずか4カ月だった。しかも、GPU間接続をホワイトボックススイッチとオープンソースOSのSONiCで構成。異例の挑戦を成功に導いた要因とは。
「スパコン性能の世界ランク『Top500』で49 位を獲得した※。なかでも、イーサネットとSONiCというオープンな技術を使ったシステムとしては最上位だと自負している」さくらインターネットが提供するクラウド型HPCシステム「さくらONE」について、クラウド事業本部 クラウドサービス部でインフラ開発を担当する井上喬視氏はそう胸を張る。
「さくらONE」とは、GPUクラウド事業で国内をリードしてきた同社が培った構築・運用技術を注ぎ込んだ大規模LLM開発向けサービスだ。
同社はその先駆けとして、初期型の「さくらONE」を立ち上げるにあたりSONiCを採用した。そして、Top500で国際的に評価されたそのノウハウを元に、新たな技術で再構築したものを商用サービスとして提供している。
上記のTop500 では特注で作られたスパコンが上位を占めており、ネットワークに関してもHPC 専用規格のInfiniBandのようなベンダー独自プロトコルでGPUクラスタを構築しているケースが大半だ。そうしたなか、「さくらONE」は、汎用的なGPUサーバーとイーサネットによる透明度の高い技術により実装していることが特徴である。
※2025/6の結果より
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