ケーススタディ
NephoScale 社は、Cumulus Linux と Edgecore Networks の 10G/40G オープンネットワーキングスイッチを使用して、スケーラブルで手頃な価格のクラウドネットワークを構築しています。
背景/概要
NephoScale 社は、クラウドの Iaas(Infrastructure-as-a-Service)プロバイダかつクラウドソフトウェアの開発企業です。同社の NephOS エンドツーエンドクラウドソフトウェアスタックは、IaaS プラットフォームの動力源となるもので、非常にスケーラビリティの高いクラウドインフラストラクチャのプロビジョニング、展開、インストールをスピードアップし、簡素化するためにゼロから開発されました。NephOS により、顧客のオンプレミスクラウド環境と、ホストされるオフプレミスのクラウド環境をシームレスにつなぐハイブリッド型のクラウドソリューションが実現され、単一画面のビューに表示されます。インフラストラクチャは事業上非常に重要な部分であるため、NephoScale 社は高速かつスケーラブルで、柔軟性がある設計を元に、事業の拡大に応じて顧客のニーズを満たす必要があります。
アプリケーション図
リーフとスパインから成るデータセンター向けトポロジ
NephoScale 社でのソリューションにより、管理が非常に簡単で、手頃な価格の高キャパシティが実現されています。このソリューションは、Edgecore の
AS5712-54X 48 ポート 10G および 6 ポート 40G スイッチを活用して、トップオブラックスイッチ用に Cumulus Linux を実行しています。これらのトップオブラックスイッチは、最大限の柔軟性とスケーラビリティを提供するため、レイヤ 3 CLOS アーキテクチャのスパインの Edgecore
AS6712-32X 32 ポート 40G スイッチに接続されています。
Edgecore Networks を選択する理由
ベアメタルハードウェア上で使用できる Open Network Install Environment(ONIE)により、購入したいハードウェアデバイスで、希望するオペレーティングシステムを実行するという選択肢が可能になります。最初期からの OCP へのコントリビュータである Edgecore のベアメタルスイッチには、OCP の ONIE ソフトウェアがプリロードされて、Edgecore 製ハードウェア上でさまざまなネットワークオペレーティングシステムを容易に実行できるようになっています。
NephoScale 社のビジネスは、新しいオープンネットワーキングのインフラストラクチャハードウェアで、Cumulus Linux とその他の自動化ソフトウェアツールを実行する、機敏で柔軟性のあるインフラストラクチャの導入によって、より適切に規模を調整できるようになっています。
この事例で使用されたモデル
2 台の
AS6712-32X 40GbE データセンタースイッチ(32 個の QSFP+ ポートを装備)が、リーフスイッチへの 40G ダウンリンクを持つスパインスイッチとして機能。
4 台の
AS5712-54X 10GbE データセンタースイッチ(48 個の 10G SFP+ ポートと 6 個の 40G QSFP+ アップリンクポートを装備)が、スパインスイッチへのアップリンクと、コントローラや計算ノードへのダウンリンクを持つリーフスイッチとして機能。
NephoScale 社のプロジェクトの詳細については、Cumulus 社の Web サイトをご覧ください。
https://cumulusnetworks.com/media/resources/case-studies/Cumulus-Networks-Case-Study-NephoScale-Cloud.pdf